· 

「わぉ!」つうしん 10月号 ♪らくちゃんのひとこと♪ より

毎月、子どもの創作音楽劇団「わぉ!」の子どもたちに配布される「わぉ!」つうしんから、らくちゃんのひとこと♪のご紹介です。

 あちらこちらのグラウンドから軽快な音楽が♪

運動会の音楽ってなんだかワクワクしませんか!?

音楽の力ってすごいなぁ~と、この季節いつも思います。

 

9月の「わぉ!」ではお話づくりを前に、友だちと繋がるプログラムをいくつか取り入れました。

 

ATC「わぉ!」の劇あそびひろばでは、ストーリーを一から子どもたちが考えました。

台詞はつくって覚えるのではなく、ストーリーにそってその場で伝えたいことを言葉にしました。

場面を想像したり、周囲の動きをよく見て動いたり。

『感じて動く、考えて動く。』

劇創りの中でもっとも大切な事です。

感じる力、考える力。子どもたちが社会へ出るまでに、しっかりと育てておきたい力です。

 

 箕面・豊中「わぉ!」では・・・

音楽表現ひろばで、ひとつの絵本にみんなで音をつけました。今回は楽器も手づくり。

創ったスチール缶に水をいれた楽器、『マリンカン』といいますが、耳のそばで傾けると、なんともいえない癒しの音が流れます。

 

子どもたちはその不思議な音をじっと耳を傾け、「なんでこんな音がなるんやろ?」「いい音やわぁ~」と癒されていました。

お家に持ち帰られているかと思います。保護者の皆様も、お疲れになったときには是非試してみてください。

≫≫ATC「わぉ!」音楽表現ひろばの様子はこちらから

 

 

豊中「わぉ!」身体表現ひろばのウォーミングアップでは、全員で小さな小さな新聞にのってみよう!

さぁ、だれがだれを抱っこする?誰からのる?小学生の子どもたちがああでもないこうでもないと、意見を出し合いながら、ひとりの上に何人か乗ってみたり、幼児の子たちを抱っこやおんぶをして自分たちが乗ったり。

「3秒耐えて!1・2・・・・さ~ん!」ドタドタ・・・

3秒間の緊張した子どもたちの顔。3秒後、解放された子どもたちの顔。たった3秒がとても長く感じられました。

 

そして箕面「わぉ!」はそのまま身体が新聞に変身。

ふわふわと風になびかれたり、ぐちゃぐちゃにされたり。新聞の気持ち、体感できたでしょうか!?

豊中わぉ!は一本道を歩いてみました。向こうからやってきたのは!? 

羽を広げた鳥かと思ったら魔女だったり、頭がツルツルの人かと思ったら、近くに行くと卵だったり。今回も面白い表現がたくさん飛び出しました!

 

造形表現ひろばでは、模造紙とクレヨンを使って作品創り。

 大きな模造紙を前に予想以上に固まっていた子どもたち。

「何を描こう・・・」。

悩みに悩んだ末、お隣の友だちと同じ絵を描きはじめる子も。

『美しい画を描かなきゃいけない』という空気に包まれた子どもたちをどう崩そうか悩み、豊中「わぉ!」は、真っ白の模造紙をおもいっきり、『ビリッ、ビリッ。』

すると、ハッとしたように次々描きはじめる子どもたち。心が動き出すと、クレヨンの動きは止まりません。

そうです!今日のあなたをおもいっきり表現してほしかっただけ。

大きい紙、小さい紙、丸めてみた紙。子どもたちはいろんな紙にいろんな色で表現しはじめました。

入団して日が浅い子どもたちも、その雰囲気に流されながら、どんどん大きく表現できるようになっていきました。

 

箕面「わぉ!」は新しいメンバーも多く、幼児さんも多いため方法を少し変えました。

しばらく自分の絵を描いてもらった後、15分ぐらいで終了の合図。

「他の人の絵の続きを描きましょう。」

「えーーーー!!!」 「ぜったいにいやだ!」と泣き出す子も。

全員渋々友だちの絵の前へ。

しかし自分の絵が気になります。「〇〇ちゃん、私の絵にいって!」「〇〇ちゃん、私の絵、変にせんとってな~」

誰かが描きはじめると「あ~~~」と目を覆う子どもも。

なんともいえない気持ち。

しかし、2回目・3回目交代するにつれ、友だちの絵に描き加える事も徐々におもしろくなってきたようでした。

そして最後はみんなで描いた絵をつなげました。

「なんか思っていた絵と全然ちがう絵になった!」「まぁこれもおもしろいか」をという感想も。

 

ATC「わぉ!」は10月から、箕面・豊中「わぉ!」は12月から、お話づくりがスタートします。

豊中で考えたストーリーの続きを箕面のメンバーが考え、またその続きを豊中メンバーが考えるという流れで、お話を膨らませていきます。

この流れで、今年も誰も予想できないストーリーが誕生するのです!とてもとてもとっても楽しみです!