· 

わぉ!2023『舞台をつくろう!~劇づくりワークショップ~』を終えて

今年度もワークショップが終了いたしました。

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

わぉ!のリーダーのみんな、わぉ!スタッフのみんな、お疲れ様でした。


ワークショップにさんかしてくれたみんなへ

 

みんな!げんき?

このあいだは ワークショップに さんかしてくれて ありがとう!

げきづくりは たのしめたかな?

 

はじめてのばしょ、はじめてのひとたちに、そしてはじめてけいけんすること。

さいしょはドキドキしたとおもいます。

 

ふつかかんで、すこしは なれたかな?

おともだちは できたかな?

 

おねえちゃんおにいちゃんと おはなしはできたかな?

 

みんなが「なんか たのしかったなぁ」とおもっていてくれていたら うれしいです。

 

おねえちゃん おにいちゃんは みんなのことを だいすきになったみたいだよ。

ワークショップがおわってからも ずっと みんなのおはなしを していました。

「また みんなにあいたいなぁ」と いっていたよ。

 

はじめて たいけんしたぶたいは どうだったかな?

 

さいごは みんなで てをつないで おおきな『わ』ができて すごかったね。

おおきなおおきな『わ』のなかで みんなのうたごえがひびいて とてもきれいだったね。

またみんなで うたいたいね。

 

こんかいの ワークショップでたいけんしたことは みんなのおおきなおおきなちからに なっているよ。

そして、ほいくえんやようちえん がっこうで いろんなことに チャレンジできるちからが ついたとおもうよ。

だから これからも どんどん あたらしいことに チャレンジしてほしいなぁ とおもっています

 

みんなとたくさんおはなしできて みんなといっしょに げきをつくることができて とってもたのしかったです。

 

ワークショップに さんかしてくれて ありがとう。

 

また ぜひ わぉ!に あそびにきてね。

おねえちゃんおにいちゃんといっしょに まっているよ。

 

 

またね!


参加者の保護者の皆様へ

 

この度は、お子様を私たちのワークショップに送りだしてくださり、ありがとうございました。

お子様のワークショップ中、ワークショップ後のご様子はいかがでしたでしょうか。

 

朝から1日、お母さんお父さんと離れての活動。お母さんお父さんは、最初さぞかしご心配だったと思います。

またお子様も、慣れない場所で、大人が対応しないことに、不安を感じられたこともあったかと思います。

 

しかし時間がたつにつれ、お子様自身が「子どもによる対応は、大人とはまたちがった部分を共感してもらえる」ということを感じていただけたのではないかと思っています。

 

私たちは『子どもが子どもを育てる』という信念を大切に、『大人は見守る』という姿勢を心がけています。

 

それは、子どもはやはり子どもの中で育つと実感しているからです。

 

大人はどうしても、すぐに答えを求めてしまったり、大人の価値観での解決方法を教えてしまったり、正しいか間違っているかと、白黒つけてしまったりします。私もそうです。

 

そんな大人たちにならって、子どもたちは、確実に成功しないことや正解ではないこと、また、不安なことには手を出さなくなります。「これで合ってる?」という言葉もよく耳にします。

 

でもほんとうは、答えはひとつじゃないことのほうが多かったり、すぐに答えを出さなくてもよいことだったり、さらに、子どもの答えのほうが大人よりもっともっとおもしろかったりします。

 

そして、子ども同士だと、相手の想いを感じることができ、理解することができ、寄り添うことができるので、一緒に考えたり、意見を出し合ったりしながら、一緒に新しい答えを見つけようとします。

 

一方で、大人はつい時間を気にしたり、後のスケジュールが頭の中をよぎったり、我が子の次の行動が予測できてしまったり。忙しい毎日の中で、気づけば最短ルートで走ることを優先しています。私は子育て中、常にそうでした。

 

わぉ!ではそれを、「大人時間」と呼んでいるのですが、大人はついこの大人時間の中で、うまく子どもを動かそうとしてしまいがちです。

私もわぉ!の時間、毎週のように、知らず知らずのうちに大人時間で動いてしまっていることに、子どもが子どもに寄り添う姿や、子どもたちの言葉から気づかされ、はっとしています。

 

子どもたちは、私たち大人よりも経験が少ない分、ひとつひとつのことを考え、行動するまでに、とても時間がかかります。しかし、その時間こそが、子どもにとっての大きな学びの時間。そんなゆっくりゆっくり流れてもよい時間をつくることが、私たちの仕事だよなぁと思います。

 

子ども同士だから理解し合える心の動きや、気持ち。

不安なことも、嬉しいことも、子ども同士だから感じあえます。

だれかの笑顔、不安そうな表情や言葉、気づきの言葉、行動の変化、子どもは本当に小さなことにも気づけ、反応できます。大人とは視界や感度がちがうのだろうなぁとよく感じます。

 

気づいてもらえる安心感、聴いてもらえる安心感の中で、子どもは心を開放し、いろんな話をしたくなります。

そして、自分を受け入れてもらえるたびに、心はどんどん満たされていきます。

すると、ほかの誰かに優しく接することができるようになります。

その連鎖で、子どもたちは心から繋がっていくのだと思います。

 

どんなことも受け入れてもらえる環境。相手を認め合い、共に感じあえる環境。

子どもたちがストレスなく、どんなことも言い合うことができ、相手を受け入れる心になれる環境を、これからもずっとずっとつくり続けたいと思っています。

 

もしよろしければ、またそんな場に、ご参加いただけるとうれしいです。

 


わぉ!リーダーのみんなへ

 

一カ月前から準備をはじめ、プログラム内容の事、ひとりひとりの参加者のことについて、今回は、これ以上ないぐらい、みんなで共有してきたよね。

 

初回のミーティングの時に、昨年度のワークショップを振り返り、参加者の子たちが、どんな想いで会場に入ってくるかを話し合ったよね。

「はじめての場所、はじめての人だらけの中に入っていくって、どんな気持ち?」

とみんなで話をしながら、じゃあ今年は、入ってきた瞬間から、各担当の子どもたちに話しかけに行こう!そして、手作りの名札を渡そう!自己紹介のカードも渡そう!ってなったよね。お母さん、お父さんにも、お子さんのことについて、気をつけたほうがいいこと、お子さんの様子について聴いておこう。となりました。

少しでもはやく参加する子たちが、『安心した場』となるように、リーダーひとりひとりが、最善の努力をしてきてくれたと思います。

 

そして今回は、幼児の参加者も多かったため、その日の様子や、次回のことなどについて、お母さんお父さんに伝えて、次回も安心してきてもらえるようにしようね。と話をしました。

 

みんな、ほんとうに丁寧に、お母さんお父さんに話をしてくれたことで、お母さんお父さんのお顔も、徐々に安心した表情になられていたよ。そして、自分のことについて、お母さんお父さんに話をしてくれている姿をみて、参加してくれた子たちも、とても嬉しそうでした。

みんなの気持ち、伝わったと思うよ!よかったね!

 

役者の日、造形の日、みんなで劇づくりの日、それぞれに新しい子たちと触れ合い、想いを共有しながら、一緒に創り上げていく三日間。

 

最後の劇づくりの日のための準備日は、班が本番用に変更になったこと、また、1チーム(班)の人数が増えたことで、道具の管理、最終チェック、数の足りないものの制作、流れについてのミーティング、各担当の仕事を共有、などなど。

準備しなければならないことは盛りだくさん。

 

しかしそんなバタバタの中でも、作業をしながら、自分が担当する参加者の子たちひとりひとりの子について、前リーダーに聴くみんなの声が、部屋の中でずっと飛び交っていました。

 

「〇〇ちゃんってどんな子?」

「何を気をつけてあげればいい?」

「〇〇ちゃんはお母さんと離れるときに泣いちゃうけど、でもしばらくしたら慣れるよ」

「〇〇ちゃんはお母さんからオムツを預かって!」

「〇〇くんは話すのは苦手だけど、ゆっくり聴いてあげたら意見は言える」などなど。

そんなあなたたちを見ながら、「明日は安心して任せられる!」そう思ったよ。

 

劇づくりの日は、ひと班の人数もすごく多くて、そのうえ、劇の進行もすべて把握しながら、みんなに声かけをしなければならない。

しかもその日一日で発表会まで行うという、超超ハードスケジュールと内容。

本当に大変だったと思います。

でもみんなの連携、対応力は、ほんとうに小中学生?と感じました。

大人でも真似できないと思ったよ。

みんなは本当にすごい!

 

三日間、いつも参加してくれた子たち、ひとりひとりの気持ちに寄り添うことをいちばん大切に、そしてリーダー同士連携し合いながら、みんなで参加者の子たち全員を見守ることができたこと、ほんとうによかったと思います。

 

みんなはきっと、どこへ行っても、相手の気持ちを考えながら行動できるよね。

そして、いろんな人の気持ちを想像したり、気付いたりできる人になっているよ。

頼もしいです。

 

ありがとう、みんな。

いつもありがとう。

 

また来年度に向けて、みんなでいろんな話ができる時間を、とてもとても楽しみにしています。


わぉ!中高生(卒団生)スタッフのみんなへ

 

わぉ!の活動が大好きで、大切だと思ってくれているみんな。

今回も帰ってきてくれてありがとう。

みんなのことは誰よりも信頼でき、どんな事も話し、どんなことも安心して任せられる存在です。

 

そして、今回のわぉ!のリーダーたちも同じ想いだったと思います。

 

みんなが来てくれることで、リーダーたちの顔は、ほっ、と安心した顔になり、嬉しい表情になり、力も湧いてきているようでした。

ありがとう。

 

今回は、参加する子どもたちも、小さい子が多く、リーダーたちも一生懸命対応しながらも実は不安。

そんな気持ちを、みんなはいつも察してくれ、話を聴き、一緒に対応してくれるみんな。

ほんとうにほんとうに心強かったです。

 

リーダーたちに、常に寄り添ってくれて、ありがとう。

いつも全体を見守ってくれてありがとう。

リーダーが見落としているところを、何も言わず対応してくれてありがとう。

 

常に全体を見ながら、細かいとこをもよくみている、そしてどんなことにもすぐに対応できるあなたたちは、私も、リーダーも、やっぱり尊敬できる存在です。

 

また来年度に向け、みんなの貴重なご意見を聴かせてもらえると嬉しいです。

 

 

よろしくね~!


わぉ!講師のみんなへ

 

いんちゃん

ぎりぎり仕上がった台本のうえに、今回もさまざまな無理難題を聴いてくれてありがとう(笑)。

毎回ながら、やはり、いんちゃんの子どもを信じるまっすぐな気持ちと、全体を見渡したうえでの演出には、感動です。

いんちゃんが子どもたちと向き合う姿には、毎回気付かされること満載です。

今回も子どもの新たな可能性を、いっぱい引き出してくれて、ありがとう。

そして、いつもながら、短いわぉ!時間の中での全体の形づくりを手伝ってくれて、ほんとうにありがとう。

 

つっくん

急にお願いをしてきてもらったにもかかわらず、リーダーひとりひとりと密にコミュニケーションをとりながら、リーダーたちの不安を感じながら、一緒に解決してくれる。リーダーたちにとっては、大きな大きな存在でした。参加者の子どもたちの名前だけでなく、どんな子なのかもすぐに記憶できるつっくんの、人を深ーく見ることのできる力は本当にすごいです。ありがとう。

 

さっちゃん

前日に「さっちゃん、私がピアノを弾いたら、全体を見ることができないかも。」と不安を話すと、都合をつけて飛んできてくれて。

前日の深夜に渡した台本と楽譜にも、その場で対応。

しかも、子どもの動きやすさや、全体の雰囲気も感じ取ってくれ、何も言わず音に変えてくれるさっちゃん。超人です。

さっちゃんの優しい音色に、今回も涙が流れそうでした。

 

子どもたちのために、そして楽ようこのために、ほんとうにいつもありがとう。


わぉ!スタッフのみんなへ

お疲れさまでした。

とにかく、大きな事故もなく 安全に終われたこと 感謝しています。

 

何カ月も前から会議を繰り返し、子どもたちが楽しく参加でき、子ども同士が交流を深めることができるよう、考え、動いてくれたみんな。ほんとうにありがとう。

 

当日も、スタッフのみんなが、常に全体の事へ意識をむけ、それぞれが、それぞれの役割を果たしながら、連携をとって動いてくれたことで、子どもたちを見守ることができたと思っています。

 

楽は子どものことで精一杯になる中、抜け落ちまくるさまざまなことを、フォローしてもらえたこと、ほんとうに感謝しています。

 

不安で涙が出てしまう子どもや、パワー余って走り出す子ども、途中眠たくなってしまった子ども、また、子どもをはじめての場所に送り出す不安な気持ちを持たれたお母さんお父さんのフォローなどなど、ほんとうにありがとう。

安心安全に終えることができたのは、スタッフのみんなのおかげです。

 

いつも、楽ようことともに、大きな『愛』で子どもたちを見守ってくれて、ほんとうにありがとう。

 

これからも、子どもたちが笑顔で過ごせる環境づくりを、楽ようことともに、どうぞよろしくお願いします。


参加してくれた子どもたち、

観客席で見守ってくださった保護者の皆様、

わぉ!リーダーのみんな、

講師・スタッフのみんな、

全員で創り上げた、最高の舞台でした。

 

 

またみんなで、つくりたいね!