· 

身体表現ひろば

『身体が硬い』といよりは、『心が硬い』子どもたち。

もっと自由で、もっと好きに動けばいいと思うが、頭が先に動いてしまう子どもたち。

周りの目が気になったり、正解を探してしまったり。

あれこれ求めすぎてしまう大人に囲まれている中で、自然と子どもはそうなっていっているのだろう。

 

 

 

いまの子どもたちには、経験をする時間を確保してあげること、様々な経験の機会を与えてあげること。そして、そこでその子が経験する姿をゆっくり見守ってあげることが大事だと感じている。

 

劇団に来る子どもたちも、新たな経験を欲している子どもたちは多い。

造形などは、心を解放できる空間と、材料さえあれば、そんなに時間はかからず、子どもたちはどんどん自分を表現できるようになるのだが、身体表現は難しい。

 

まずは、はしる・しゃがむ・飛び越える・何かを交わすなど、日ごろの生活の中で、自分を守るために必要な動きをたくさん経験してほしいと思う。

それと同時に、直感的に動くこと。自分の感覚に従い、一歩をいかに早く出せるか、動けるか。失敗を恐れない勇気も必要になってくる。身体と共に心を鍛えるということ、これも経験がとても大事だと感じている。

 

ゲーム的なことや、子どもたちの日ごろのあそびから発展させたプログラムで、楽しさを感じながら、自然と心がほぐれ、身体が動いているという状態をつくっていく。わぉ!でも長年このプログラムを取り入れている。

 


講師は、身体表現のプロ、藤井泉。

子ども心をわすれない、そしていつも自分の心と身体の声を聴き、それに従いまっすぐ進む藤井。

彼女の感覚は、同じまっすぐな心を持つ子どもたちには、共感できるところが多いため、彼女のしなやかな動きは、子どもたちの心を魅了しているにちがいない。

 

感じて動く気持ちよさ、自分に正直に生きる楽しさを、彼女からたくさん吸収してほしいと思う。

 

》》藤井泉 講師プロフィールはこちらから