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『親は決して偉くない』

今月、来月と同じ子育てに奮闘するお母さんお父さんが参加される講演会で話をさせていただく。

 

こういう機会をいただく度に考える。

「どんな事をお話しさせていただいたら良いのだろう。」

そして「自分がお話できることは何だろう。」

そして「なぜ私を呼んでくださったのだろう。」

「どんなお話を求めておられるだろう」

「いまお母さんお父さんが悩んでおられることはどんな事だろう」

お話をいただいた時から、脳はずっとその事を考えている。

 

いろいろいろいろ考えた末、最終的には自分と向き合う時間となる。

そしていつも着地点は同じ。

「同じ思いだよね。」

そして気持ちがすこし楽になる。

 

同じ親。いつも不安。

 

我が子に対し、

どうすれば良いのだろう、どう言えば良いのだろう、これでいいんだろうか、

これで本当に良かったんだろうか。

毎日毎日そう思う。

そう思いながら、子どもが道に迷わないよう堂々としたフリをする。

でもいつも足はガクガク、心も震えている。

 

親はきっとみんなそう。

未熟。

 

自分の親の偉大さにいま気付く。

 

でもしょうがない。

前に進まなければならないので。

とりあえず学ぶ。

いろんな話を聞いて、いっぱい考える。

 

自分の進むべき道を自分で創って行くために。

後ろからついてくる子どもがなるべく安心して歩けるような道にするために。

そして振り返り、我が子に「大丈夫!」って声をかける。

「大丈夫?」ではなく、「大丈夫!」って声をかけたい。

そのために頑張る。

 

親業修行。


皆さんに少しでも共感いただける話ができればと思う。

少しでも、お役に立てれば・・・と思う