日本アカデミー賞の主演女優賞。
受賞したのは、蒼井優さん。
受賞のコメントを聴き、この方は生粋の女優さんなんだなぁと感じました。
どの映画でも彼女の役はいつも本物。演技には見えません。その役の魂が彼女の中に入っているような、そんな演技。このお仕事、天職なのでしょうね。
さて、子どもの創作音楽劇団わぉ!では、発表会へ向け、劇創作の真っ最中。役者隊、音楽隊、道具隊、どの隊も毎回熱い議論が交わされ、濃い時間を送っております。
先日役者隊の部屋をのぞくと、猫の魂が入った二人が猫語で激しく会話中でした。いやぁ、本物でしたね、あれは(笑)
わぉ!の劇の役はどの役も子どもたちの「やりたい!」が演技で伝わってきます。
上手く演じるのではなく、演じたいように演じる。これがわぉ!スタイル。
台本も子どもたちが書いているので、役も一から自分のイメージで創り上げられます。
今回二匹の猫のうちの一匹を演じるのは、6年生Aちゃん。
今年はたったひとりの6年生。
いつも全体をまとめるのは6年生。
つまり彼女が今年のわぉ!のリーダーです。
昨年楽笑音楽広場は10周年を迎えました。
そのとき、Aちゃんと楽ようこのお付き合いも10周年を迎えました。
彼女は2歳からおやこリズムたいそうに参加し、わぉ!設立とともに入団した子なのです。
とにかくわぉ!が好き。三度のご飯よりわぉ!と楽ようこを愛するAちゃんです(笑)。
いつもユニークな意見を出してくれるだけでなく、全体の事もよく見て、よく考えてくれている6年生です。
Aちゃんはじめ、わぉ!の子どもたちはみんなそうですが、私がもっとも信頼できる、そして一番居心地のよい仲間です。
それは彼らが、共に相手を感じ、理解しようとしてくれるからかもしれません。
みんなが学校を辞めて働けるなら、私はすぐにでも彼らと一緒に働きたい!心からそう思う仲間です。
学校教育ではじまりつつある、「アクティブラーニング」。主体的に学ぶ学習方法。
社会で必要な人材育成に向け、政府は教育の改革を行っていこうとしているのですが、わぉ!の子たちはもう7年もその教育を受けてきています。
目の前の課題に対し、あるいは周囲の意見を聞き、自分だったらこうする、自分はこうしたいをはっきり言える子たちです。そして長年わぉ!に入っている子たちは、更に、自分の意見に対し、理由が言えたり、そこに対する強い思いが語れたりもするのです。それはどんなに小さい子でも、いつもどうしたい?どちらを選ぶ?と聞かれているからだと思います。
「自分なら・・・」
自ら考え行動でき、更に異年齢で課題に取り組むことができる。
わぉ!の子どもたちは、最強です。
将来、社会で輝く人材はここにいます