· 

らくだぐみは『待ちの教育』を目指します 

「らくちゃん きょうはにんじゃになりたい!」

「にんじゃ?にんじゃってどんなの?」

「こうやってあるいて〜こうやってかくれたり〜こうやってのぞいたり〜、あと しゅりけん なげるねん。」

「おぉ!すごいね〜!オッケー!じゃあなにからはじめる?」

「まずはかくれるばしょをさがさなきゃ!」

 

すると、奥の倉庫へ行き、ガサゴソ。

そしてキッチンへいき、棚の中をガサゴソ。

わぉ!子どものお城は、子どもたちのもの。

どこに何があるか、子どもたちはぜんぶ知っています。

そして材料や道具をいろんなところから集めてきます。

どうやら隠れる場所はつくるようです(笑)。

 

まずはその時の気持ちや想いが伝えられること、とっても素晴らしいことです。そしてそこからのプログラムも自分たちで進めていけたら最高です。

思うようにいかなかったり、方法がわからないときは、「らくちゃ〜ん」と呼んでくれることでしょう。

 

まずは子どもと信頼しあえる関係をつくること、これが第一の目標です。

 

そして私たちは子どもたち自身で進めるところまで進む様子を、じっくりと待ちたいと思います。

その待ちの時間、ひとりひとりの育ちをしっかり確認しながら、その子に合わせて、サポートに入るタイミングをはかります。

サポートは決してやりすぎません。

その子がその時の目標(やりたいこと)と向き合い、目標達成に向け考え、なるべく多くチャレンジができるような、そしてその子が一歩前に進めるようなサポートをする事が私たちの第二の目標です。

 

子どもたちが自分とゆっくり向き合える、そして自分をどんどん表現したくなる。

そんな環境と時間をつくることが、私たちの仕事だと考えています。